頭痛はありふれた疾患ではありますが、症状が改善しない場合は精密検査が必要です。例えば、筋肉の緊張、気圧変化や眼精疲労などは、ある程度市販薬で改善することができますが、以下に記載しますレッドフラッグに該当する場合は必ず専門医を受診してください!
頭痛を引き起こす疾患
まず頭痛は脳に何らかの疾患があって発症する二次性頭痛と、検査しても原因が分からない一次性頭痛に大きく分類されます。特に、二次性頭痛はクモ膜下出血など見逃してはいけない頭痛に分類されますので前駆症状を必ず抑えましょう。そして、一次頭痛の方は緊急性は高くありませんが、例えば肩こり等で発生する緊張型頭痛や、脳血管の拡張等で片側性に痛みが発生しやすい片頭痛などが挙げられます。それ以外に副鼻腔炎や高血圧でも頭痛は生じることがあります。頭痛を治したいが為に使用する鎮痛薬で逆に頭痛が生じる薬物乱用性頭痛(Medication Overuse Headache=MOH)も最近問題になっています。
頭痛のレッドフラッグ
①「突然」の発症か?何をしている時に起きたか?思い出せなければ突然ではない。例えばしゃがんだ時やテレビをみている時になどシーンが思い出せるか?
②目の見えなくさや手足のしびれやしゃべりにくさはあるか?
③頻度や程度は増しているか?市販の頭痛薬は月15回以上使用しているか?
疾患に応じた頭痛薬(西洋薬編)
疾患に応じた頭痛薬(漢方薬編)
頭痛を緩和する日常生活
受診すべき診療科
まとめ